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Step7
「ジン・ベース」
「ウイスキー・ベース」
「ブランデー・ベース」
皆様、シェーキングの方は、うまく出来ましたでしょうか?
「8の字を描くように振る」と、言われる方が多いのですが、私が書籍にて調べた結果と、 諸先生方、諸先輩方にお聞きした結果は、「ど こから、 そういう話になったのか?」ということでした。 前回、皆様に披露いたしました、「1段振り」では、8の字を描くのは、無理なの ですが….。
実際「2段振り」で、8の字を描いても、シェイカーの中の氷が、妙なところに当たりますので、「水っぽくなる」と、思われます。 「数字 の8でな く、漢数字の八を描く」と、言われる先生もいらっしゃいましたし、「シェイカー内の氷が、8の字を描いている」と、おっしゃ る方もいました。 私個人は、綺麗な2段振りをすると、「シェイカーの残像が8の字を描いているように見える」と思います。これは、某 カクテルブックで証明されている事実です。
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それでは、シェーキングの話はこれくらいに致しまして、レシピに移りましょう。
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ジン・ベース
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青い珊瑚礁
使用グラス「カクテル・グラス」
・ドライジン40ml、ペパーミント・リキュール(グリーン)20ml
シェークし、レモンでグラスの縁を湿らせたカクテル・グラスに注ぐ。 マラスキーノ・チェリー、ミントの葉を飾る。
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このカクテルは、1950年の5月に、東京で開かれた「第二回オール・ジャパン・ドリンクス・コンクール」で第一位入賞作品でご ざいます 。 鹿野彦司氏作。戦後のコンクール入賞カクテルの第一号です。
ペパーミント・リキュールは、ミント(はっか)の葉のエキスを水蒸気とともに蒸留し、ミント・オイルを取り、 スピリッツと甘 味を加え たリキュ ールでございます。ちなみに、ホワイトとグリーンがございます。
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ホワイト・レディ
使用グラス「カクテル・グラス」
・ドライジン30ml、ホワイト・キュラソー15ml、レモン・ジュース15ml
シェークしカクテル・グラスに注ぐ
このカクテルは、前回の最後に言いましたように、ウォッカ・ベースの「バラライカ」、ラム・ベースの「XYZ」と同じ方程式を持ったカク テルです 。
1919年、シローズ・クラブ(ロンドン)のハリー・マッケルホン氏の手により、生まれたといわれております。
ジン・フィズ
使用グラス「タンブラー」
・ドライジン45ml、レモン・ジュース20ml、パウダー・シュガー2tsp、ソーダ水 約70ml
炭酸以外の材料をシェークし、氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸を満たして、軽くステアする。
パウダー・シュガーは、製菓用品のコーナーに、売っております。もちろん、シロップをご使用になられても良いと思うのですが。
フィズの代表的なものが、ジン・フィズです。
フィズ(Fizz)とは、スピリッツやリキュールに、レモン・ジュース、砂糖を加え、シェークし、タンブラーに注ぎ、 ソーダ水(炭酸)を 加えるの が、基本的なレシピでございます。
ちなみに、ソーダ水は、加糖されず、フレーバーもついていないものを、ご使用ください。
Fizzと言う名前は、ソーダ水の炭酸ガスがはじける「シュッ」という音から命名されたものと思われます。 ちなみに、リキュールをベース にされる 場合は、シュガーを1tspに、控えてお作りください。
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